JPINの登録はこの春にあった都県ジュニア前から始まっています。
しかし、きちんとした運用には至っていません。都県によっては番号のみ通知されたりしているようですが、県によっては全てがきちんと整うまで番号の通知をしていません。
今まではジュニア登録の管理は関東テニス協会が行っていましたが、JPIN制度の発足により各都県にその管理が移っています。
所属クラブの登録場所
今までは、所属クラブの所在地が登録の都県になっていました。学校所属の方は学校の所在地となります。
なので、東京に住んでいても、通っているテニスクラブが埼玉県や千葉県、神奈川県であればその県での登録となり、都県ジュニアもその県で出場していました。
東京は他の県と比べて、テニス人口も多く、レベルも高いことが多いです。そのため、勝ち上がりにくい東京を避け、他の県のスクールに通うことで県ジュニアを勝ち上がろうとする選手もいるようです。
埼玉県テニス協会が見解を発表
埼玉県テニス協会によると、埼玉県ジュニアの参加者のうち、その10%(約100名)は県外選手だそうです。その選手たちのレベルは高く、県内選手の不利益になると記載があります。
見解のPDFはこちら。
そのため、埼玉県テニス協会は埼玉県の選手としてJPIN登録できる選手を
- 埼玉県に在住
- 埼玉県内の学校に在学
このどちらかに当てはまる選手のみにすると規定しました。
平成31年1月1日からこの規定を運用するとなっています。
ということは、県外選手のほとんどは東京都の選手なので、約100名の選手が東京登録にしないといけないということになります。(埼玉以外の県は今のところ登録可能なので、全員が東京登録とはならないかもしれませんが)
今のところ(2018/6/24現在)、埼玉県以外の県でこの点について見解を出している都県はありません。
所属する都県がどこになるのかという大きな問題ですので、今後の他の都県の動向にも注目していきたいと思います。
2018/6/30追記
見解の補足を発表
埼玉県テニス協会が、「県内ジュニア選手に大きな不公平(又は不利益)」の部分に対しての、補足説明を発表しました。(2018/6/28)
「JTA ジュニア JPIN」の登録資格に関しての埼玉県テニス協会の見解(補足)
こうやってその経過について、きちんと説明をしてくれるのは、保護者や関係者にとってはわかりやすいです。
他都県の見解も含め、今後の動向を注目していきたいです。
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