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お父さんお母さんは試合の勝ち負けで態度を変えないで。コートで一人で戦いきるだけでもすごいこと!

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公認大会、JOPの大会などどんなレベルのどんなクラスの大会でも時々見かけるのが、試合後に怒られている子供の姿です。
中には周りを気にせず、怒鳴りつけているお父さんもいます。
子供に対する期待があるからこその怒りなのはわかりますが、感情にまかせて怒ることでプラスになることはないと管理人は思っています。

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一番やっちゃいけないのは勝って喜び、負けて怒ること

お父さんお母さんが子供の試合を見て、一番やってはいけないことは「勝って喜び、負けて怒る」ことです。
これをすると、子どもは「勝つ=いいこと、負ける=悪いこと」と思ってしまいます。
この事を思い込みすぎると、中にはミスジャッジしてでも勝とうとする子供もでてきます。結果で怒られるか、褒められるか決まるのであれば、怒られないような行動をとろうとするのは子供であれば当たり前のことです。
こうなると、ラインにかかっているボールが全てアウトに見えます。ミスジャッジしてでも勝った試合で親が喜べば、もうそのあとはこの繰り返しです。
負けて怒られるのが嫌だから、ライン際のボールを全てアウトコールするようになります。
競技テニスをやるのは、ほとんどの人は長い人生の中の短い一時でしかありません。勝てば何をしても許されるというのを小さい時に刷り込まれるは、子供の成長にとっていいわけがありません。

テニスの試合は2人でするもの。1人が勝てば、1人は負ける。

テニスはシングルスであれば2人で試合をします。1人が勝てば、もう1人は負けます。
我が子がどれだけ頑張り、どれだけ強くなろうと、対戦相手のほうが強ければ負けてしまうんです。
我が子の頑張りを見てきているからこそ、我が子に期待するからこそ、お父さんお母さんが負けて悔しくなり、その内容を怒りたくなる気持ちもわかります。
でも、一番負けて悔しいのは子供本人です。
暑い日も、寒い日も、きつい練習をがんばり、自分が強くなるために日々テニスを頑張っているのは子供自身です。
お父さんお母さんから見たら、不甲斐ない腹立たしい試合であっても、子どもは子どもなりの理屈があり、試合中頑張って戦っているんです。
「なんでそんなことするんだ」「いつも言われていることができていない」いろいろな理由で試合中にいらいらすることもあるでしょう。
でも、子どもはコートの中でたった1人で頑張ってプレイしているんです。必死に考え、子供なりに勝つために戦っているんです。
いろいろなプレッシャーにコートの中でたった一人で立ち向かっているんです。
どんな試合であっても、子供なりに頑張っているところがあります。それを見つけてあげましょう。

  • サーブが入った
  • ダブルフォルトがいつもより少なかった
  • コールが大きな声で言えていた
  • 最後まであきらめずに試合をしていた
  • 苦手だったショットが前よりもできるようになった



  • 大人にとったら些細なことでも子どもは頑張ってやっているんです。
    負けた試合を見て、言いたいことはたくさんあるでしょう。でも、それは頑張ったことをほめたあとに、本当に言いたいこと1つだけにしてあげてください。
    試合に出ることで、自分がもっと頑張らないといけないこと、今までの頑張りでできるようになったこと、子どもはいろいろ感じると思います。
    その思いが、練習のモチベーションとなり、日々の練習を頑張れるんです。
    稲本コーチのブログ内には外国のお父さんお母さんの試合後の子供への対応がかかれています。
    この姿勢見習いたいなと思っています。


    我が家では試合終わってコートからでてきた子どもには「おつかれさま」と笑顔で迎えるだけです。
    勝っても、負けても基本は変わりません。

    自分だって子どもの時はそうだったはず。感情で怒る前に、一呼吸。

    小中学生は反抗期とも重なるので、負けた悔しさを隠すためわざとヘラヘラ気にしないふりをしたり、ふてくされたりして、お父さんお母さんを余計にカチンとさせる行動をとることもあるでしょう。
    そういう時は、怒り出す前に一呼吸置きましょう。
    自分自身が子供の時に、同じような態度とったことありませんか?ほとんどの人が思い当たる節があるはずです。
    「そういう時もある、自分もそうだったな」と思い返すことで、少し冷静になることができます。

    マナーなど怒らないといけないこともある

  • ミスジャッジをした
  • ラケットにいらいらをぶつけた
  • いらいらして相手にひどいボールを返球した
  • 試合中に、子供が明らかなルール違反、マナー違反をした時は、試合後にきちんと指導しましょう。感情的にではなく、その子を否定するのではなく、間違った行動を正すことが大切です。
    スポーツはルールの上に成り立っていて、テニスの場合はセルフジャッジです。勝つためにそのルールを犯すような行動はあってはなりません。
    勝っても負けても気持ちよく試合ができるようにマナーよく試合をすることは、選手として大切なことです。うまくいなかくてイライラすることもあって当然です。その気持ちのコントロールも大切な練習の1つです。



    負けた試合の後の車内が嫌・・・と話す子供が多いです。試合のあと、車内で数時間説教され続けたら、それは嫌になって当たり前です。負けた試合の内容を反省するのは大切です。でも、負けたあとに、怒っても、いらいらしても結果が変わるわけではありません。なぜ負けてしまったのか反省点を考え、次どうすれば勝てるか、そのためには毎日の練習で何をしていこうか、負けを次に生かす行動が大切です。

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