前半の記事はこちら。
[blogcard url=”http://tennis-support.net/2018/02/11/kantokonin/″]
どの公認大会に出場するか選ぶ基準にはこれらのものがあります。
- グレード
- 日程
- 年齢区分
- 場所
- サーフェス
- 予選、本戦のドロー数や予選の有無
グレード、日程については前半の記事で書いたので、後半では残りの部分について書いていきます。
スポンサーリンク
年齢区分
ありのみやグリーンなど年齢区分によって日程がことなる大会もあります。どの大会のどの年齢区分が、いつやってるのかをきちんと考えましょう。
U18、U16は高校生~中学生、U14は小学生~中学生、U12は小学生が参加することが多いです。
3月下旬~4月にかけては小学生大会が、4月~5月にかけては中学生の大会(個人・団体)が、4月~6月にかけて高校生はインターハイの予選(個人・団体)が開催されます。各都県小学生大会は公認大会とダブルエントリーになりますが、中学生の大会、インターハイの予選に関してはダブルエントリーにはなりません。とはいえ、団体戦などに出場する選手は、自分の都合で公認大会に出場することを優先したりするのは難しいですし、団体戦で勝ち残るような学校にいると、長い期間そちらの試合に出なければなりません。そのあたりも考慮に入れ、出場する試合を考えましょう。
場所
埼玉はグリーン・むさしの村・三芳など、千葉はありのみ・TTC・白子など数多くの公認大会があります。
できるだけ家から近いところの試合、もしくは行きやすいところの試合に行きたいと思うのはみな共通なので、近場で複数の試合が同じ日程であると、選手は分散しやすくなります。
また日程のところでも書きましたが、都県大会が開催されているのと同時期にその都県である大会は、その地元の上位選手がでてこないので、レベルがいつもより落ちる可能性が高くなります。
サーフェス
全国選抜が開催されるTTCは会場に慣れたいという選手が多いこともあり、春先のTTCの大会はレベルが高くなることが多いです。
また、関東ジュニアや関東選抜は白子で開催され、オムニでの試合なので、それらの大会の前はオムニの大会で調整しようとする選手が増えます。
関東小学生はヴェルデで開催されるので、標高が高い&クレーコートに慣れるために、春~関東小学生前のヴェルデの大会は小学生はエントリーが増えている気がします。
関東大会、全国大会はその大会によりサーフェスが異なるので、それらに出場する選手はその大会前は同じサーフェスの大会に集まりがちです。
オムニの公認大会がほとんどですが、TTCやグリーン、大磯はハードコート、むさしの村やヴェルデの大会はクレーになります。
ポイントのために、強い選手が集まる大会に出たくない場合は、このあたりを考慮して試合を選びましょう。
逆に、関東大会などの前にレベルの高い選手と戦いたい場合はあえて、そういう強い選手が集まる試合を入れることもあります。
予選、本戦のドロー数や予選の有無
大会によっては予選、本戦の人数が限られている公認大会もあります。
こういう大会はポイントが足らないと出場することができません。男子はエントリー人数が多いので、ポイントが少ないと出たい大会に出場することすらできないこともあります。
試合に出始めの頃は予選フリーエントリーの大会を選んで出ましょう。
夏の東京ジュニアサーキットなど、予選がなく、本戦のみの大会もあります。本戦の日程長いとダブルエントリーの関係上、あまり多くの試合に出れなくなるというデメリットはありますが、本戦のみの試合はドロー数が減るので、出ただけでもらえるポイントがより高くなることが多いです。
例えば、64人のエントリーがあった場合、本戦のみならば、64ドロースタートです。しかし予選・本戦があり本戦32ドロー・予選からは16人しか本戦に行けない場合、64-16で48人で予選を戦います。そうなると、予選で2回勝たないと本戦に上がることはできず、出場しただけでもらえるポイントはドロー数が多くなる分少なくなります。
ただ、予選に出場するだけであれば、ダブルエントリーにはなりません。冬など4Aの大会の予選を複数参加することで多くのポイントをもらえる選手もいると思います。(ダブルエントリーにはなりませんが、日程的に出場できるかどうかはまた別問題です。同じ日に、別の場所で試合が入ってしまったら、物理的に出場することはできなくなります)
同時期の大会に何があるかを調べて、試合を選ぼう
大会を選ぶ一番のポイントは「全ての試合の日程を書き出し、同時期の大会に何があるかを調べて、試合を選ぶこと」です。
関東公認大会、都県大会、関東大会、全国大会などを書き出し、自分が出場できる年齢区分の大会が「いつ」「どこで」おこなわれているかを調べましょう。
その上で、みんながどの大会にエントリーしやすいか、どの大会が人数が少ないか考えましょう。
基本的には、東京、神奈川など選手の人数も多く、レベルの高い選手が多い地域の公認大会はレベルが高くなる傾向にあります。
茨城や栃木など地元の選手の人数が少なく、選手の層も薄いところの試合は、落ち着いたレベルになることも多いです。しかし、ポイントを取りに行く選手は車で何時間かかろうと、遠くの試合に参加しに行きます。実際、冬のぐんまの4A大会も本戦でプレイしていた選手は東京、神奈川、埼玉など地元以外の選手が多かったです。
中にはこうやって、どの試合にエントリーしたらいいか考えるのが大変なので、すべての試合にエントリーし、ドローのよかったところだけ出る選手もいます。
しかし、それだけエントリー代もかかります。大切なのはポイントを取ることよりも、選手自身が強くなり、レベルアップすることです。個人的にはそんなエントリー費に無駄にお金をかけるのであれば、プライベートレッスンなど本人のレベルアップのためにお金を使ってあげたいと思ってしまいます。まつ、それ自体が貧乏人の発想なんでしょうけどね(笑)
コメント
コメントはありません。