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テニスと海外遠征。行ったからといってテニスがうまくなるとは限らない。

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硬式テニスをやっている子供たちの中には海外遠征を経験している子もたくさんいます。
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海外遠征を企画しているスクールやコーチの紹介記事はこちら。

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なぜ海外遠征にいくのか

多くの子が海外にテニスをしにいくのはなぜでしょうか。
親御さんの多くは、テニスが強くなってほしいから、行かせるのだと思います。
結論から言ってしまえば、管理人は海外遠征に行ったからといって、テニスが必ず強くなるという保証はないと思っています。だって、海外に行っただけで強くなるんであれば、日本のそこら中に日本チャンピオンやら世界チャンピオンやらいることになりますよ。IMGなどの有名な海外のスクールに留学しただけで強くなるのであれば、世界中の子がそこに入りますよ。



遠征の形態によっては、普段見てもらっているコーチとは異なるコーチに引率してもらうので、見るポイントやアドバイスが異なり、いろいろなことがぐちゃぐちゃになって、行く前よりひどくなることだって考えられます。こんな話を聞くと、高いお金を払って海外行くのに強くならないんであれば海外遠征なんて行く必要がないと思う方もいるかもしれません。テニスだけで考えればそうかもしれませんが、子供の成長・経験という意味では海外の遠征はとても意味があるものだと管理人は考えています。

親から離れて、生活するだけでもすごいこと

海外へ遠征に行けば、親から離れてコーチ引率の下、たくさんの同世代の子たちと数週間海外で過ごすことになります。小中学生の子にしてみたら、これだけでもものすごいことです。親と一緒にいればいつも知らないうちにやってもらっている、洗濯、食事の準備、片付けなどをやる機会もあるかもしれません。今の子供たちは、「自分のことを自分でする」という最低限のこともできない子が多いです。(我が家もそうですが・・・)
親が水筒とか飲み物準備してないですか?
試合の時のウェアや靴、着替えは親が全て揃えてあげたりしてないですか?
試合の日程やドローの確認は全て親がしてないですか?
親にしてみたら、子供にやらせるよりも自分たちでやるほうが早く済むので、子供のことについつい手を出してしまいます。しかし、親から離れて遠征に参加すると、コーチは一人で多くの子供たちを見ないといけないので、自分のことは自分でしなければなりません。いつも当たり前にしてもらっていたのことが当たり前ではない環境で生活することで、親への感謝の気持ちももてるようになると思います。

  • ラケットバッグの中など自分のまわりのものを整理すること
  • 次の日の予定を確認すること
  • 食事の片づけをすること
  • 時計を見て自分たちで動くこと

これらは些細なことではありますが、日本で親御さんと一緒に生活していると、子どもたちはなかなかすることがありません。友達と一緒に、あれこれ怒られながらもいろいろなことを経験できるのは、子供の成長にとってとてもいいことだと思います。

海外は遠いけど、意外に近いんだという実体験

飛行機に乗って海外に行くことで、場所によっては時差を経験したり、乗り換えを経験したりします。長時間のフライトを経験することで、海外って遠いんだな~と思う子も多いでしょう。でも行ってみてしまえば、その海外の場でも自分たちと同じようにテニスを頑張る子どもたちがいて、みんなが強くなるために練習しています。言葉が通じなくても、テニスコートに入ってしまえば、一緒にプレイすることができます。言葉や国が違ってもテニスを通して、すぐに友達になれます。こういうことを経験することで、距離的には海外は遠いけれど、海外の子も自分たちと同じですごく近い存在なんだなと実感します。
この遠いけれど、すごく近くに感じれるのって、子供自身が海外に行くからこそ体感できることだと思います。どれだけ、本で読んでも、親が話しても、百聞は一見に如かずです。

英語を勉強ではなく、コミュニケーションツールの1つとしてとらえる

小学生など学校での英語を勉強として始める前に海外に行くことで、英語に対する考え方が変わります。管理人は中学校で英語を勉強し始めたので、英語は他の教科と同じように勉強の1つでした。でも、小学校の頃に海外遠征に行き、英語でまわりとのコミュニケーションをとる経験をすることで、英語はコミュニケーションツールの1つとしてとらえるようになると思います。子どもは海外遠征で外国の子となかなか話ができなかった経験をすることで「もっと英語が話せたら」と強く思います。この思いが英語を勉強するモチベーションになり、「英語を学ぶこと=外国で話せるようになるため」になります。決して、テストで点を取るための英語の勉強ではないのです。
実際我が家も、海外遠征に行った後に子どもたちの方から英語の勉強をしたいと言ってきました。それからできる日はskypeでオンライン英会話をやっています。また、中学生になってからも、英語の授業がとても楽しいと話しています。英語の単語を覚えるのがとても楽しいそうです。単語をたくさん覚えることで伝えたいことを話せるようになるから、勉強するのが楽しいと言っています。学校で学んできた文法、覚えた英語を使ってskypeで英語の先生と会話ができるようになるととても嬉しいそうです。管理人も子供たちと一緒にオンライン英会話でがんばってますが、子どもたちの成長具合と比べたらまだまだですね。。。

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